こんにちは!なっしー( @nassy_game )です。
ハデス王の息子であるザグレウスを操り冥界の魔物たちを倒し、地上への脱出を目指す、ギリシャ神話をモチーフにしたローグライクアクションRPG『ハデス』。
このハデスというゲーム。海外の会社がギリシャ神話をベースに作ったゲームですが、不思議と童話の『桃太郎』と共通している部分があります。
全体を通して俯瞰してみると、もうそれはそれは桃太郎です。
洋ゲーのグラフィックはいまいち好きになれず、買うことを躊躇しているというそこのあなた!わたしも最初そう思ってました。ウィッチャー3のグラフィックが気に入らず挫折したことがあります。
ハデスもまあ評判になっているし、金額が安いのでモノは試しと買いましたが、まったく気になりませんでした!グラフィックは押しが強くなく、ストーリーは桃太郎だからです。
なぜそんな無茶苦茶な発想になったのか?の説明も含めクリア後の感想をお送りします。
ここから先はネタバレ要素が含まれていますので、未プレイの方や先々の情報は見たくないという方はご注意ください!
ギリシャ神話の神々の力で能力アップし地上を目指す
HADES(ハデス)の最大の特徴はギリシャ神話に登場する神々と出会い、その神々の特性にあった能力を得られるところです。
ダンジョンを進む途中で区画毎に報酬を得られ、その報酬のうちのひとつに神々の能力があります。ゼウスなら雷、ヘルメスならスピード、アレスなら攻撃力、と一度は聞いたことのあるであろう神々がザグレウスに能力を授けてくれます。
どの神に巡り合うかは基本ランダムで、付与できる能力も一定ではありません。ダンジョンに挑戦するたびに異なる能力、組み合わせを楽しむことができるわけです。
そのかわり、一度死んでしまうと神々に与えられた能力は消え去ってしまいます。素晴らしい組み合わせと強化ができても死ねばクリアされます。ただし!死んでもすべてがゼロにならないのがHADES(ハデス)のもう一つの魅力。
冥夜の鏡で基本能力の強化、宮大工で区画の強化、神々にネクタル(飲み物)をプレゼントすることで見返りにもらえる賜物を装備して強化、など死んでもクリアされない能力を付与出来る仕組みがちゃんと備えられています。
死んでもクリアされない能力が蓄積されていき、どんどん区画を進むのが楽になっていくことを実感してくるあたりで父親であるハデスを打ち負かし地上に到達することでしょう!
地上では、冥界には無い太陽が世界を美しく照らしています。ここはギリシャなので方角的には地中海から浮かび上がる朝日でしょうか?

探し求めていた生みの母親である「ペルセポネ」とも再開を果たします。

コナンキャラに出てきそうなツンツンあたまです。欄ねーちゃんの角と同じ。洋ゲーらしいグラフィックではないことをお分かりいただけるかと思います。
ああしかし、せっかく母であるペルセポネと再開したザグレウスは長い間地上で母と過ごすことが叶いません。ザグレウスは地上では長く生きられない体だったのです。
ザグレウスはペルセポネとの再開を約し、死んでまた冥界に戻るのでした。
クリア後も十分なやり込み要素あり
「冥夜の鏡」「宮大工」「賜物」「武器の強化」などはゲーム本編クリアする間にコンプリートすることはほぼ不可能です。
本編はクリアしましたが、わたしは冥夜の鏡と賜物は90%ほど進めており、宮大工と武器の強化はほとんど手をつけておりません。
だったらコンプリートを目指す動機は何なのか!?それは、クリア後にハデス王と結ぶことになる【盟約】です。

いろいろ書いてますが要約すると、条件付け加えて脱出難しくするよ、でも条件クリアしたら報酬あげるよ、という内容です。
これで冥夜の鏡や武器の強化がより進むことになりますが、合わせて難易度も上昇していくという絶妙なラインを開発者が設計しているわけです。ドーパミンを出させるうまい仕組みができあがっています。
かつ、クリア後に表示される以下の画面で「クリアタイム」や「ベストタイム」が表示されるため、個人のみではなくSNS等で他人とクリアタイムを競うことが明確に可能な設計になっています。

これら開発者が意図したドーパミン量産する仕組みがあるためクリア後も随分楽しませてくれるゲームとして評価されているというわけです。