こんにちは!なっしー( @nassy_game )です。
2021年8月20日にオープンワールド時代劇アクションアドベンチャ「ゴーストオブツシマ」に ディレクターズカットが発売されたので早速PS4で2,200円のアップデート版を購入しました!
インストールしたところ、無料の【ボーナスコンテンツ】も一緒にダウンロードされていたので先にこちらをチェック!
ツシマファンは必見のボーナスコンテンツとなっているので内容をご紹介です!
ミニアートブック
2020年8月に「ArtStation Magazine」で無料公開されたデータの内、コンセプトアートやキャラクターアートを中心に閲覧することができます。
ボーナスコンテンツとタイミングは同じだったんですかね?閲覧できるのはArtStation Magazineにアップされたデータと同じものです。
Sucker Punch Productions Ghost of Tsushima Art Blast:https://magazine.artstation.com/2020/08/sucker-punch-productions-ghost-of-tsushima-art-blast/
アートですが、ゲームと同じくらい日本の美しさが表現されています。
絵で販売されていたら有料でも良いので買って額縁に飾りたくなるくらいです。
それぞれ写真を見て書いているのか?と思わせるくらいリアルな情景です。想像で書いたとは思えません。
面白いのは、コンセプトの段階とゲーム画面の人物の顔が全然違うところ。
仁は男前だし、ゆなは美人です。石川先生だけは何も変わっていないのが興味深いですが(笑)
ゲームではどのキャラクターもかなり人間臭い顔になっています。
これは「ディレクターズコメンタリー」でもディレクターのネイトさんが語っていますが、ゴーストオブツシマでは「人間臭さ」をいかに出すか、がゴールだったと語っています。
見事にゴール出来たわけです。
ディレクターズコメンタリー
SuckerPunchのディレクターであるネイトさん、SIEの吉田さん、東京大学教授の本郷教授3人の対談形式で話が進んでいきます。
You Tubeで短いですが紹介動画がありました。
なぜゲームの舞台を日本、それも中世の鎌倉時代にしたのか?ディレクターのネイトさん曰く、訪ねてみたくなりような時代と場所、職業を考えて最も惹かれたのが中世の日本だったのだとか。なってみたいキャラは?もちろん侍、というわけです。
ゴーストオブツシマが発売されるまで、鎌倉時代を扱ったゲームは無く、以外なことに映画も無かったというのです。なのになぜ鎌倉時代なのか?侍を描くなら戦国時代や幕末でも良かったのではないか?疑問ですよね。
この点もネイトさんが説明してくれます。
ネイトさん曰く、日本の歴史を学んで蒙古襲来を知り、ゲームとしてこれ以上の敵はいない、いい素材になると感じたそうです。ずばり的中したわけですね。
ネイトさんの開発者目線の話も非常に興味深いですが、本郷教授の専門的な話も非常に面白いです。
ゲームをプレイした後なので、史実との違いや蒙古が日本に来た目的など背景が受け入れやすい頭になっています。
蒙古はなぜ日本へ来たのか?
以下の2点だと本郷教授が説明します。
1.硫黄を取るため
日本では硫黄がたくさん取れており、火薬を作るために欠かせなかったので攻めてきたわけです。
2.東アジアの国際情勢のため
当時広大な帝国を気付き東アジアも飲み込まれていましたが日本は従いませんでした。ヨーロッパはドイツ辺り、中東、ロシアの南側、現代を含め世界最大の帝国を気づいていた【元】。
当時の国際情勢としては元に従うのが当たり前なのです。日本だけ従わさせないわけにはいかず、言うことを聞かせるために攻めてきたわけです。
このあたりの細かい経緯はオリラジあっちゃんのYou Tube大学の日本史を見るとすごくわかりやすいのでおすすめです。
なぜ対馬の侍は全滅したのか?
ゲームでは仁や志村など生き残った侍が蒙古に反撃をしますが、史実ではたった80騎で蒙古軍を迎え撃ち全滅しています。
同じく本郷教授によると以下の2点です。
1.圧倒的に数が違う
当たり前ですが、数が違います。数万の軍勢で攻めてきてるわけですから、たった80騎ではひとたまりも無いわけです。それでも逃げずに立ち向かったというところに心惹かれますけどね。
2.日本では一対一が基本だった
鎌倉武士は一対一が基本的な戦い方で、名乗りを上げてから戦っていたわけです。ゲーム冒頭のムービーでも安達殿が単騎で蒙古軍に行き、名乗りを上げるシーンが取り上げられています。
がしかし、蒙古軍は集団戦が基本。名乗りを上げたところで「はあ?」となるわけです。まして日本語は通じない。(コトゥン・ハーンは理解していたかもですが)
本郷教授曰く、集団戦を目にして驚いたはずだというのです。そりゃ負けますわ。
実際フビライ・ハーンは1人の中国人を日本に派遣していたそうです。それも一年に渡って滞在させ詳細な日本に関する報告をさせたのだとか。
戦術については当然理解していたのでしょう。
蒙古襲来によって何が失われたのか?
仏像や人が攫われたりと物質的に失われたものもありますが、侍と将軍との信頼関係が失われたことも大きいのだとか。
命がけで戦ったのにも関わらず土地を与えられず、不満がたまり、幕府は支持を失うわけです。
それが鎌倉幕府終焉に結びつくと本郷教授が解説します。
あとがき
こういう情報もインプットした状態で、あらためてディレクターズカットをプレイするのも悪くないです。
ただ、ディレクターズコメンタリーで一番印象的だったのは本郷教授の興奮っぷりです(笑)
一日中プレイしていたい、生徒にゲームをするよう進めたい、と随所にゴーストオブツシマ愛が感じられます。
また甲冑についても造詣が深いようで、仁のコスチュームの一つである「大鎧」が実在していて、アメリカの博物館に飾られたときに館長から20億円で売って欲しいという話があったという逸話も紹介されています。
本郷教授のお茶目さが良く伝わるディレクターズコメンタリーでした(笑)
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