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FF7リメイクで印象に残ったシーン⑤「七番街の夕焼け」

夕陽が目に染みるぜ

七番街プレート崩落後、クラウド達は神羅ビルに向かうわけですが、プレートを登っている最中に見える夕陽が目に染みます。崩壊した七番街が夕焼けに染まっている印象的なシーンです。

七番プレート落下後

夕焼けに染まる七番街スラム

▲美しいと言ってしまうとよくないかもしれないですが、崩壊したがために七番街スラムが夕焼けに染まり彼方まで夕陽が広がっています。

プレートが落下することを知らないスラムの住人達が大勢死んでいるのを目の当たりにした彼らに映る夕焼けは何を感じさせているのでしょうね。死んでしまった人たちの中にはジェシーやビッグス、フィンやアルもいるかもしれないのです。

束の間の自然の美しい風景に、過酷な現実を一瞬忘れることができたかもしれません。
ティファの涙、七番街スラムの人々の苦しみ、神羅への憎しみが増長される場面ですねー。クラウドはスマイルを忘れてはならない。

神羅に支配されている現実

スラムの上にプレートが広がる

▲プレートの広がりがミッドガルの現実を突きつけます。こう見るとミッドガルの大きさ、スラムを覆うプレートの異様さが目立ちます。伍番魔晄炉と同じく神羅の思う壺状態でプレート落下を食い止められなかったクラウド達。ウータイの手先としてフェイクニュースを流され、強大な力に次第に追い詰められつつも、諦めず、根っこを叩き潰す決意を夕陽に誓っていることでしょう。

夕陽を望むクラウドさん

▲奇跡的に片足を掛ける体制になりました。七番街スラムの遥か彼方に沈む夕陽を望むクラウド。足元に広がる大勢の人々の死を目の当たりにした後の夕陽に彼は何を思うのか。

私、現実の世界でも夕陽が好きで、よく近所の池のほとりのベンチまで行って沈む夕陽を背に夕焼けを楽しみます。見渡す限り、夕陽に染まるのがいいんですよねー。その癖がゲームの中でも発揮され、ゲーム内でも夕陽を見るのが好きです。で、数あるゲームの中でもこのシーンの夕陽は印象的でした。

辛いプレート崩落後、来たる神羅からのエアリス奪還作戦を前にした束の間の安らぎを与えてくれる夕陽。神羅にコントロールされたミッドガルにいても美しい世界、景色。
最近のゲームは本当に風景描写が素晴らしい。キャプチャーなのに癒しの絵になりますな。